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大哺乳類展「陸のなかまたち」(2010/06/12) その3


シートンと言えばオオカミ。でも、まんまイヌ。
ここから先は動物の「くらし」についてに入っていきます。
シートンの記録や、動物の子育ての動画、動物の生態の読み物など、少し身近な話題が中心になってきます。


キツネ。
キツネやコヨーテ、オオカミなどの動物は、「群れ」で行動します。
キツネのような家族を中心とした小さなものから、オオカミのように強力なリーダーが統率する、大きな集団まであります。
こうした群れは狩りの際に協力しあって、本来一頭の力では到底手に入らないような獲物を、手に入れることが出来るようになります。


クマのなかま。
クマは食肉類なのですが、植物を食べる方向にシフトしていって、大型化した動物です。
犬歯や鉤爪を持ち、体も大型で、(銃を持った)人間さえいなければ、もはや敵はいません。
「ベルクマンの法則」で、寒冷地に住むものほど、体重が大きくなります。
体温維持のために体の表面積に対して体積を増やすためです。
また、同様に「アレンの法則」で、寒冷地に住むものほど、耳、手足、しっぽといった、突出部が短くなります。
これも体温維持のために体の表面積を増やさないようにする(ってそういう意志で発達したわけじゃなく、進化の結果論ね)という具合です。


ネコのなかま。
イヌ科と勢力を二分する(?)ネコ科。
イヌ科は獲物を追って捕らえますが、ネコ科は待ち伏せて捕らえます。
基本的に群れではなく単独で行動しますが、ナゼか百獣の王ライオンだけは群れを作ります。
百獣の王はサバンナで最強ではないのです。
ゾウやバッファローの方が強いのです。
捕食関係からゾウやバッファローがライオンを襲うことはありませんが、個体同士ならライオンよりもでかくて強いのです。
そのゾウやバッファローが群れをなすので、ライオンも群れを成すより仕方ないのです。


リスのなかま。
リスのなかまは、「げっ歯目」というぐらいで、前歯に特徴があります。
前歯で硬い木の実をけずって食べることができたり、木をけずったりして巣を作ることもできます。
それらの特徴をその場その場でうまく活かし、樹上性(リス)、地上性(シマリス)、地下性(プレーリードッグ)、水性(ビーバー)など、いろいろな発展を遂げています。


ウサギのなかま。
ウサギは後ろ足と耳が発達しています。
スピードと知恵で生存競争を勝ち抜いてきたらしいです。
昔飼っていたウサギはとてもバカでした。
コードはすぐ噛むし、トイレはちっとも覚えないし。
ただ、すごく臆病であったことは間違いないです。
知恵というよりは臆病さで生存競争を勝ち抜いてきたのでしょう。


イタチのなかま。
イタチのなかまは、小さ目の食肉類です。
小動物をターゲットにして捕食します。
鳥小屋なんかも狙います。
割と悪いイメージがありますが(ガンバのせいか?)、ラッコもイタチの仲間です。
ラッコに悪いイメージはあまりない(ぼのぼののせいか?)。

今回の最後にちっさな哺乳類の写真を 2つ載せて終わりましょう。


イイズナとチビトガリネズミ。

チビトガリネズミ。


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